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論語 「富与貴」 現代語訳

2月 4, 2014 by kanbunjuku // コメントは受け付けていません。


訳:蓬田(よもぎた)修一

<漢文>

論語

子曰、
「富与貴、是人之所欲也。
不以其道得之、不処也。
貧与賤、是人之所悪也。
不以其道得之、不去也。
君子去仁、悪乎成名。
君子無終食之間違仁、造次必於是、顚沛必於是。」
(里仁)

<書き下し>

子曰はく、
「富(ふう)と貴とは、是(こ)れ人の欲する所なり。
其の道を以て之を得ざれば、処(お)らざるなり。
貧と賤とは、是れ人の悪(にく)む所なり。
其の道を以て之を得ざれば、去らざるなり。
君子仁を去りて、悪(いづ)くにか名を成さん。
君子は終食の間も仁に違(たが)ふこと無く、造次にも必ず是(ここ)に於いてし、顚沛(てんぱい)にも必ず是に於いてす。」と。

<現代語訳>

論語

先生が言った。
「富と貴いものは、誰でも欲しいものである。
(しかし)それにふさわしいやり方で手に入れるのでなければ、(その地位に)安住しないことだ。
貧しく賤しいことは、誰でもいやなものである。
(しかし)それにふさわしい方法で(貧賤の身と)なったのでないなら、(貧賤を)遠ざけないことだ。
君子は仁を捨て去ったならば、どこに名を成すことができようか。(いやどこにも名を成すことはできない。)
君子は食事を終えるまでのような短い時間でも仁から遠ざからず、急ぎあわてているときでも仁から遠ざからず、つまずき倒れるような場合でも仁から遠ざからない。」



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