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漢詩 「芙蓉楼送辛漸」 王昌齢 現代語訳

1月 25, 2014 by kanbunjuku // コメントは受け付けていません。

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芙蓉楼送辛漸 王昌齢

寒雨連江夜入呉
平明送客楚山孤
洛陽親友如相問
一片氷心在玉壺
(唐詩選)

芙蓉楼で辛漸を見送る 王昌齢

冷たい雨が揚子江に降り注ぎ、川の水とひとつとなり、夜、呉の地方へ流れていく
日の出前の薄明かりのとき、旅立つ友人を見送れば、行く手にある楚山がひとつそびえている
洛陽の親友が、もしも私のことを訪ねたならば
氷のように清らかな心が、玉の壺に入っているようなものだと答えて欲しい
(唐詩選)


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