荘子 「曳尾於塗中」 現代語訳
訳:蓬田(よもぎた)修一 <現代語訳> 荘子(そうじ) 尾を塗中に曳(ひ)く 荘子(そうし)が濮水(ぼくすい)で釣をしていた。 楚王(そおう)は高位の臣下二人を先に行かせ(王の意向を伝えさせ)た。 「どうか国境の内側(=…
訳:蓬田(よもぎた)修一 <現代語訳> 荘子(そうじ) 尾を塗中に曳(ひ)く 荘子(そうし)が濮水(ぼくすい)で釣をしていた。 楚王(そおう)は高位の臣下二人を先に行かせ(王の意向を伝えさせ)た。 「どうか国境の内側(=…
訳:蓬田(よもぎた)修一 <現代語訳> 荀子 人の生まれたままの本性は悪である 人の生まれたままの本性というのは悪であり、それが善なのは人為的な努力をしたからなのである。 今、人の性を考えると、生まれながらにして利益を好…
訳:蓬田(よもぎた)修一 <現代語訳> 史記 わしが天下を取った理由は何か 高祖は洛陽(らくよう)の南宮(なんきゅう)で酒宴を開いた。 高祖は(宴席の諸将たちに)言った。 「諸侯・大将たちよ、わしに隠し立てをせずに、あり…
訳:蓬田(よもぎた)修一 <現代語訳> 師の説 韓愈(かんゆ) 遠い昔、学ぶ者には必ず師がいた。 師は道(=人としてのあり方)を伝え、知識や技術を授ける。(それは、人が持つ)惑いを解決させるためである。 人は生まれつき、…
訳:蓬田(よもぎた)修一 <現代語訳> 腹ばいになり、股の下から出る 史記 淮陰侯(わいいんこう)韓信(かんしん)は、淮陰の人である。 かつて、庶民だった頃、貧乏で行いが悪く、役人に推薦してもらうことができなかった。 ま…
訳:蓬田(よもぎた)修一 <現代語訳> 出師(すいし)の表 諸葛亮 漢の丞相(じょうしょう)亮が諸軍を率いて魏を攻撃することになった。 出発にのぞんで、天子に文書(=出師の表)を奉り、こう申し上げた。 「今、天下は三分し…
訳:蓬田(よもぎた)修一 <現代語訳> 捕蛇者(ほだしゃ)の説(せつ) 柳宗元 永州(えいしゅう、今の湖南省永州市)の原野では、変わった蛇が産出する。 (その蛇は)黒地に白い模様がある。 猛毒を持っており、草木に触れると…
訳:蓬田(よもぎた)修一 <現代語訳> 争う所は米塩に在らず 頼山陽 信玄の国(=甲斐の国)は、海に面していない。 塩を東海地方の諸国から買い入れていた。 北条氏真(うじざね)は、北条氏康(うじやす)と謀り、密かに塩を他…
訳:蓬田(よもぎた)修一 <現代語訳> 万事の病根(びょうこん) 盬谷世弘(しおのやせいこう) 自分を欺き他人を欺くことは、すべての病の元である。 思う存分刈り取り、十分に切り去らなけらばいけない。 学ぶ者が生涯、いろい…
訳:蓬田(よもぎた)修一 <現代語訳> 薛存義(せつそんぎ)が任地に赴く送別の序 柳宗元 河東の薛存義が(任地へ)行こうとしている。 柳子(=私)は肉を俎に載せ、酒を大きな杯に満たし、(薛存義に)従ってついて行き、湘江…