史記 「吾所以有天下者何」 現代語訳
訳:蓬田(よもぎた)修一 <現代語訳> 史記 わしが天下を取った理由は何か 高祖は洛陽(らくよう)の南宮(なんきゅう)で酒宴を開いた。 高祖は(宴席の諸将たちに)言った。 「諸侯・大将たちよ、わしに隠し立てをせずに、あり…
訳:蓬田(よもぎた)修一 <現代語訳> 史記 わしが天下を取った理由は何か 高祖は洛陽(らくよう)の南宮(なんきゅう)で酒宴を開いた。 高祖は(宴席の諸将たちに)言った。 「諸侯・大将たちよ、わしに隠し立てをせずに、あり…
訳:蓬田(よもぎた)修一 <現代語訳> 腹ばいになり、股の下から出る 史記 淮陰侯(わいいんこう)韓信(かんしん)は、淮陰の人である。 かつて、庶民だった頃、貧乏で行いが悪く、役人に推薦してもらうことができなかった。 ま…
訳:蓬田(よもぎた)修一 <現代語訳> 出師(すいし)の表 諸葛亮 漢の丞相(じょうしょう)亮が諸軍を率いて魏を攻撃することになった。 出発にのぞんで、天子に文書(=出師の表)を奉り、こう申し上げた。 「今、天下は三分し…
訳:蓬田(よもぎた)修一 <現代語訳> 死せる諸葛(しょかつ)、生ける仲達(ちゅうたつ)を走らす 諸葛亮(しょかつりょう)はこれまでに何度も兵を起こしたが、いずれも食糧の運搬がうまくできずに、自分の志を遂げられなかったた…
訳:蓬田(よもぎた)修一 <現代語訳> 管鮑の交わり 斉(せい)は姜(きょう)の姓(の国)であり、太公望(たいこうぼう)呂尚(りょしょう)が封(ほう)ぜられた場所である。 後の世、桓公(かんこう)(の時代)となり諸侯の覇…
訳:蓬田(よもぎた)修一 <現代語訳> 臥薪嘗胆(がしんしょうたん) (呉は)寿夢(じゅぼう)の後、四人の君を経て闔廬(こうりょ)に至った。 (闔廬は)伍員(ごうん)を取り立てて国の政治について相談した。 員(うん)の字…
訳:蓬田(よもぎた)修一 <現代語訳> 鶏鳴狗盗 宣王(せんおう)が亡くなり、湣王(びんおう)が即位した。 靖郭君(せいかくくん)の田嬰(でんえい)は、宣王の腹違いの弟である。 薛(せつ)に封ぜられた。 (彼には)文(ぶ…
訳:蓬田(よもぎた)修一 <漢文> 史記 図窮而匕首見 秦王、朝服設九賓、見燕使者咸陽宮。 荊軻奉樊於期頭函。 而秦舞陽奉地図匣。 以次進至陛、秦舞陽色変、振恐。 群臣怪之。 荊軻顧笑舞陽、前謝曰、 「北蕃蛮夷之鄙人、未…
訳:蓬田(よもぎた)修一 <漢文> 史記 風蕭蕭兮易水寒 於是太子予求天下之利匕首、得趙人徐夫人匕首、取之百金。 使工以薬焠之、以試人血濡縷、人無不立死者。 乃装為遣荊卿。 燕国有勇士秦舞陽。 年十三殺人、人不敢忤視。 …
訳:蓬田(よもぎた)修一 <漢文> 史記 刎頸之交 既罷帰国。 以相如功大、拝為上卿。 位在廉頗之右。 廉頗曰、 「我為趙将、有攻城野戦之大功。 而藺相如徒以口舌為労、而位居我上。 且相如素賤人。 吾羞、不忍為之下。」…