十八史略 「出師表 」 現代語訳
訳:蓬田(よもぎた)修一 <現代語訳> 出師(すいし)の表 諸葛亮 漢の丞相(じょうしょう)亮が諸軍を率いて魏を攻撃することになった。 出発にのぞんで、天子に文書(=出師の表)を奉り、こう申し上げた。 「今、天下は三分し…
訳:蓬田(よもぎた)修一 <現代語訳> 出師(すいし)の表 諸葛亮 漢の丞相(じょうしょう)亮が諸軍を率いて魏を攻撃することになった。 出発にのぞんで、天子に文書(=出師の表)を奉り、こう申し上げた。 「今、天下は三分し…
訳:蓬田(よもぎた)修一 <現代語訳> 死せる諸葛(しょかつ)、生ける仲達(ちゅうたつ)を走らす 諸葛亮(しょかつりょう)はこれまでに何度も兵を起こしたが、いずれも食糧の運搬がうまくできずに、自分の志を遂げられなかったた…
訳:蓬田(よもぎた)修一 <現代語訳> 管鮑の交わり 斉(せい)は姜(きょう)の姓(の国)であり、太公望(たいこうぼう)呂尚(りょしょう)が封(ほう)ぜられた場所である。 後の世、桓公(かんこう)(の時代)となり諸侯の覇…
訳:蓬田(よもぎた)修一 <現代語訳> 臥薪嘗胆(がしんしょうたん) (呉は)寿夢(じゅぼう)の後、四人の君を経て闔廬(こうりょ)に至った。 (闔廬は)伍員(ごうん)を取り立てて国の政治について相談した。 員(うん)の字…
訳:蓬田(よもぎた)修一 <現代語訳> 鶏鳴狗盗 宣王(せんおう)が亡くなり、湣王(びんおう)が即位した。 靖郭君(せいかくくん)の田嬰(でんえい)は、宣王の腹違いの弟である。 薛(せつ)に封ぜられた。 (彼には)文(ぶ…
訳:蓬田(よもぎた)修一 <漢文> 創業守成 唐太宗嘗問侍臣、 「創業守成孰難。」 玄齢曰、 「草昧之初、群雄並起、角力而後臣之。 創業難矣。」 魏徴曰、 「自古、帝王莫不得之於艱難、失之於安逸。 守成難矣。」 上曰、 …
訳:蓬田(よもぎた)修一 <漢文> 晏子出。 其御之妻、従門間窺、其夫擁大蓋、策駟馬、意気揚揚自得。 既而帰。 妻請去曰、 「晏子身相斉国、名顕諸侯。 観其志、嘗有以自下。 子為人僕御、自以為足。 妾是以求去也。」 御者…
訳:蓬田(よもぎた)修一 <漢文> 燕雀安知鴻鵠之志哉 陽城人陳勝、字渉。 少与人傭耕。 輟畊之隴上、悵然久之曰、 「苟富貴、無相忘。」 傭者笑曰、 「若為傭畊、何富貴也。」 勝大息曰、 「嗟呼、燕雀安知鴻鵠之志哉。」 …
訳:蓬田(よもぎた)修一 <漢文> 先従隗始 燕人立太子平為君。 是為昭王。 弔死問生、卑辞厚幣、以招賢者。 問郭隗曰、 「斉因孤之国乱、而襲破燕。 孤極知燕小不足以報。 誠得賢士与共国以雪先王之恥、孤之願也。 先生視可…
訳:蓬田(よもぎた)修一 <漢文> 鶏口牛後 秦人恐喝諸侯、求割地。 有洛陽人蘇秦。 游説秦恵王、不用。 乃往説燕文侯、与趙従親。 燕資之、以至趙。説粛侯曰、 「諸侯之卒、十倍於秦。 并力西向、秦必破矣。 為大王計、莫若…